占いの世界とは何か

占術とは何かーその謎を解明する

占術は信用できるのか?

占いとは何でしょうか。ある人は占いが大好きで「占い巡り」を趣味としています。またある人は占いを全く信用していません。「占いなんてインチキに決まっている」と固く信じています。さて、どちらが正しいのでしょうか。私の結論から言えば、どちらも「間違っている」のです。

私は30年以上、あらゆる占術を研究してきました。姓名判断、風水術、タロット術、易断、占星術、四柱推命、奇門遁甲、九星気学、紫微斗数。他にも多数ありますが、実はこれら占術はかなり多種多様であり、またそれぞれ言うことがみな違っています。

 

占術の主張がみな異なるのはなぜ?

たとえば風水術。風水術の信者は人間の不幸の原因は「家の作り方」にあると考えます。そこで不幸にならない為に家の「間取り」や「玄関の位置」「家具の配置」を変えて、不幸の原因を取り除こうとします。

しかし姓名判断の信者はまったく別の主張をします。彼らは不幸の原因は「名前の画数」にあると主張するのです。簡単にいうと名前の画数が悪い人は不幸な人生になり、名前の画数が良い人は幸福な人生を送ると言うのです。

また九星気学の信者は別の主張をします。彼らは人が不幸になるのは「引っ越した時期の方位が悪い」と主張するのです。あるいは「旅行や出張に行ったときの方位が悪かった」とも言います。そのために彼は不幸に遭遇している、と言うのです。

ちなみにこれら3つの占術は外国にはない、日本独自の占術といえます。風水術は元々は中国起源ですが、日本古来の家相学の影響により、かなり日本風に変化していますので、本来の風水術とはかなり異質なものです。

では、若い女性に人気のあるタロット術はどうでしょうか。トランプのようなカードを使って占いをする西洋起源の占術です。タロットの占者は鑑定者の前にカードを広げて判断します。タロットには確かに「一定の解釈の基準」というものがありますが、基本的にはすべて占者のやり方により判断が決まると言っても間違いではありません。

これと似たような占術が易断です。これは「易経」という中国の古典に起源を持ちますが、日本では高島易として有名です。これもタロット術と同じようにある程度の基準がありますが、基本的には占者の判断に委ねられます。

 

最も信頼できるのは占星術か?

さて、こうしたいわゆる占術と一線を画するのが「占星術」というものです。

日本で知られる占星術は大きくわけて3つに分類できます。ギリシャ起源の「西洋占星術」、インド起源の「インド占星術」、そして中国起源の「四柱推命」(子平)です。これら占星術は人の不幸と幸福は、その人が生まれた瞬間の「星の配置」の良否によるものと信じています。

→ちなみに私はこの「占星術」、その中でも特に「四柱推命」に最も信頼を置いています。他の占術と異なって2千年以上の長い歴史を持ち、また歴史上の有名な学者や知識人たちが研究・研鑽してきたという成り立ちを持っています。占星術はそこが他の占術とは比較できないほどの重みをもち、また深い内容となっているのです。

さて、しかし人間というものは昔から不幸の原因を求めていろんなことを主張してきました。現代の合理的な科学者は「占術などは全部デタラメ」と一笑に付すかもしれませんが、それが実は「人間の実態」でもあるのです。

 

どんな人も何かを信じている

信仰心はホモサピエンスの特徴

占術以外にも「不幸の原因」を説明するものが多数あります。その最大のものが「宗教」です。現代人・ホモ・サピエンスは宗教と共に進化してきたと言われるように、古代から人類はシャーマン的な「原始宗教」を集団の中で信仰してきました。

そうした信仰は現代人にも引き継がれ、現代においても人類の大半がキリスト教を信じ、イスラム教を信仰しているのです。世界にキリスト教徒は20億人以上、イスラム教徒は10憶人以上いると言われるので、人類の大半が何らかの宗教を信仰していることになります。

私たち日本人も例外ではありません。みなお正月には神社やお寺に「初詣」に行きますし、宗教を信じていない人でも「お守り」を持ったり、「おみくじ」を引いたり、「地鎮祭」を行ったりするでしょう。本当に宗教をまったく信じていなければ、そんなことはしません。

 

占術とは信仰でもある

占いの本質とは何か

さて、では最初の問いに戻って「占いとは何か」ということですが、それは簡潔に言うと宗教と同じように「信仰的なものである」ということになるでしょう。ただ信仰というと現代人は何か危険な「カルト宗教」のようなものを想起しますが、そもそも人類は常に何かを信仰しているものです。

たとえば合理的な科学者のような人がいます。彼は「私は宗教や霊やオカルト・占いの類は一切信じない」と言います。しかしそんな人でも全く信仰がないわけではありません。実は彼も「唯物論」という信仰の信者なのです。唯物論とは「目に見えるものは存在する」、しかし「目に見えないものは何も存在しない」と主張します。

ですが、それをに完全に証明できる人は世界中に一人もいません。ですからこれも信仰といえるものなのです。ただ本人に「唯物論を信仰しているという自覚が無い」に過ぎません。こうしてみると、どんな人間でも何かを信仰して生きていることがわかってきます。

 

間違った信仰は人を不幸にする

では、そんなあなたは何を信仰しているのですかと言われそうですが、信仰の自由は憲法で保障されているので、他人からとやかく言われるものではありません。ですが私は間違った宗教、間違った占術、間違った思想を信仰することは、結果的に間違った生き方につながる、それが未来において不幸を招く原因となる、ということを強く主張したいのです。

これが30年間の占術研究の結論です。では「何が間違いで何が当たっているのか」「どの占術が正しくてどの占術が間違いなのか」あるいは「どの宗教が本物でどの宗教が偽物なのか」と、多くの人はそう言うでしょう。

しかしこれは自分で見つけるものなのです。私がとやかく言うものでもありません。そもそも私がどんなことを主張しても、それを完全に証明することは難しく、誰が何を信じてもそれは最終的にはそれは個人の「信仰」に過ぎないからです。

さて、ただ占術が好きな人には当サイト内の「占術研究ブログ」の記事がお役に立てると思います。私が研究した様々な占術の成果を公開しています。

ただし、この「占術研究サイト」の内容はすべて私個人の見解に過ぎないので、その点はあらかじめご了承ください。私が何か特定の意図をもって書いているということはありませんし、あくまでも個人の30年間にわたる占術研究における私なりの「結論」ということに過ぎません。

最後に、この「占術研究サイト」が少しでもあなたの人生にお役に立てれば幸いに思います。

 

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